『THE WARRIORS』レビューその3
リリパ前日ですね。駆け込むように、Mighty Jam Rockの17作目のアルバム『THE WARRIORS』のレビューその3を書き上げました。
9.『君となら』
<JUMBO MATTCH/TAK-Z>
爽やかなギターの音色に、レゲエ界の清涼飲料水TAK-Zの歌声、そしてJUMBO MATTCHの力強いバース。
この二人のコンビは4曲目ぐらいですかね。
「君」という友達の存在、一人じゃないから頑張れる、おれに頼ってくれよというメッセージがちりばめられています。
レゲエを聞いた事の無い人にこのアルバムを勧める時は、この曲を一番最初に聞かせてあげると入りやすいと思います。
ダブプレートで「君」部分を「アレ」に変えたらおもしろそうですね。
10.『ざまぁみろ』
<BOXER KID>
南の島で歌詞を書いたでしょーと言いたくなる、とろけそうなバカンスチューン。
誰に対して、何が「ざまぁみろ」なのか明確には分からなかったですが、権力の及ばないところで俺はアレしてるぜって事ですかね。
これまでのBOXER KIDの曲で、これほどBPM(テンポ)が遅いに曲はあったかなというほど、まったりとした仕上がりになっています。
11.『キヅキ』
<TAKAFIN>
アコースティックなリディムの上で、TAKAFINの「がんばれよ」とポンと肩を叩いてくれるメッセージを乗せた応援歌。
「意気地」と「EXIT」で韻を踏んでいる部分はさすがです。
大変な事もあるけど、「読んで字のごとく大きく変わる」から耐えろ、そして気付く事で人生が変わるぞと前向きな歌詞がバシバシと突き刺さります。
12.『Don’t Give Up and Fight』
<JUMBO MATTCH/TAKAFIN/BOXER KID>
アムバムの最後の曲は、「諦めるな、戦えよ」というメッセージの詰まった一曲。
ディスクが逆回転されて始まるサビから、昔を思い返しつつ、大変やったけど諦めなかったからここまで来れたんだという事を教えてくれています。
少し話が逸れますが、以前に横浜レゲエ祭でJUN 4 SHOTが「こんなスタイルだけど、続けて来たからここまで来れた」という話をしていた事を思い出しました。
レゲエの一線でいる人たちは諦めない事、戦う事の大切さを体現してくれているので、言葉に重みがありますし、自分もやらないとという気持ちにさせてくれます。
というところでアルバムのレビューは以上です。
明日のCONPASSでのリリパ楽しみです。