『THE WARRIORS』レビュー その1
2017年12月27日に発売されたMighty Jam Rockの17作目のアルバム『THE WARRIORS』。
6月16日にリリースパーティーが心斎橋のCOMPASSで行われるという事で、今さらながらアルバムのレビューです。
まず最初に触れておかないといけないのは、17年連続でアルバムをリリースしているという事。
この事については別の記事として改めて触れたいと思っていますが、本当にすごいです。
それでは1曲目から順番にレビューしていきます。
1.『FIRE STARTAR』
<JUMBO MATTCH/TAKAFIN/BOXER KID>
「拙者、ラガ侍と申す」と言いたくなるような時代劇風のイントロから始まり、その後に約9人が刀で切り捨てられてスタート。
「ローギア気味な日々じゃないですか?もしそうなら、一回レゲエの現場に行ってみようよ。」という肩をポンっと叩かれるような曲です。
各バースでは、JUMBO MATTCHが「いい年こいてチャラい恋の歌」、TAKAFINが「自信もスキルがない奴らは、よく見ると口がパクパク」、BOXER KIDが「インスタントで意味なしイミテーションチューン」とか厳しい事を言っていますが、レゲエなりの愛情表現ですので、怖がらずに一度現場に来てみてください。
2.『OSAKA TOWN』
<JUMBO MATTCH/TAKAFIN/BOXER KID/RYO THE SKYWALKER/ARM STRONG/DIZZLE/SHADY>
タイトル通り大阪について、JTBに4名加えて7人のコンビネーションで歌っています。
最近MVが公開されたので、一度見てみてください。
一言、カッコイイです。
【MV】OSAKA TOWN / MIGHTY JAM ROCK
このMVは天王寺、新世界、梅田などの大阪の街が舞台となっていますので、大阪観光の際はロケ地を巡ってみてください。
大阪の事を歌った曲は他にもたくさんあり、BOOGIE MAN『大阪の街』、NG HEAD/BOOGIE MAN/SHINGO西成/KENTY GROS『大阪プライド』、SHINGO西成『大阪UP』など、これらをひとまとめにして大阪万博招致委員会に送ってあげたいぐらいです。
3.『Fly Sky High』
<TAKAFIN>
何でもやってみろよ!失敗してもくじけるよな!おれらはやってんぞ!という背中プッシュチューン。
今から何かに挑戦する時、失敗して落ち込んでいる時にウォークマンの音量をいつもより2段階ぐらい大きくして聞きたい曲です。
ブログを始めた自分にとってもマッチしてます。
サビの「当たって砕けるじゃなくて当たったら砕け」は確かにそうだなと気づかせてくれました。
何事も受動的では無くて、能動的に動けというメッセージが伝わってきます。
4.『ONLY GO ONLY MAKE』
<BOXER KID>
先ほどの『Fly Sky High』とテーマは似ていますが、「お前もやってみろよ」と持ち上げた後に「でもやるのはお前だぞ」という現実を突き付けてくれています。
サビの「どちらにしようかな天の神様の言う通り~」を聞いて、小学生の時にこのフレーズ言ってたなと、のほほんとしていたら直後に「Kill or be Killed」という言葉が飛び込んで来てハッと目を覚まされました。
何事も突き詰めれば自分なんだと、フランスの哲学者デカルト的なメッセージが伝わってきます。
ちなみに同じリディム(トラック)でJUMBO MATTCHが『SOUNDBWOY KILLER』という曲も出しており、ONE-WAYのMVが公開されているので合わせてチェックしてみてください。
SOUNDBWOY KILLA RIDDIM MEDLEY -Music Video-
ということで、4曲のレビューを書いていたら長くなったので、今回はこのへんにしておきます。
目標はリリパまでに全曲レビューです。